デスノート

評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"デスノート Light up the NEW world"
(2016年/日本/135分)
公開:10月29日
監督:佐藤信介
出演:東出昌大、池松壮亮、菅田将暉
 
【あらすじ】デスノートを駆使して世の中に野放しになっていた凶悪犯を次々と死に追いやったキラこと夜神月と、命をかけてキラを食い止めたLとの天才同士の対決から10年。再び死神が地上にデスノートをばらまき、世界中が大混乱に陥っていた。だが亡くなった夜神総一郎の跡を継ぐべく、警視庁内にはキラ事件に精通した三島創(東出昌大)や七瀬聖(藤井美菜)といった捜査官たちを中心にデスノート対策本部が存続していた。ロシア、ウォール街そして渋谷でのデスノートによる大量殺人が行われる中、世界的私立探偵にして“Lの正統後継者”竜崎(池松壮亮)が加わり事件解明に当たる。やがて地上には6冊のデスノートが存在する事が判明。その矢先、キラウィルスと呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散される。そのメッセージには「他の所有者に告ぐ。速やかに私に差し出せ」とデスノートの提出を呼びかけていた。6冊のデスノートを全て手にした者が地上を制する。キラ復活を望む者、そしてそれを阻止する者たちとの究極の争奪戦の幕が切って落とされた…。
 
デスノート

いやー、清々しい駄作。作り手側の狙いが悉く滑りまくっている。

一番の問題は脚本の雑さだね。ストーリーがあまりにも荒唐無稽で、よくこれでGOサイン出たなってレベル。ちょこちょこ捻りを入れてんだけど、それも全てミスっててここまで来ると痛々しい…。脚本の真野さんって方は(プロデューサーもだけど)ちゃんと前作見てんの??もうちょっと丁寧に仕事やってね。

デスノートを怖がるのは独裁者とか権力者だと思うんだよね。だからそいつらがなりふり構わず所有者を血眼になって探す、とかさ。そういうの盛り込まないと全くリアリティないよね。何かすげー狭い話になり過ぎてるだろ。わざわざ外国のシーンから始めてるのに、後半の破綻っぷり・失速感と言ったらもう…。

デスノート

Lの後継者とか言う設定の割に竜崎は中学生みたいなガキにしか見えないし、全く「らしさ」を感じない。デスノート対策本部も若者刑事だらけのサークル活動みたいな緊張感の無さでダメダメ。警視庁のエース、みたいな人が配属されるよね、普通。東出くんにチームリーダー役なんて無理に決まってるだろう…。向井理や三浦春馬と共に若手の主役級で一、二を争う演技力の無さだぞ。どーなってんだよ、この映画。

アクションに振り切ったのはまあ良しとしても、設定しているキャラ・世界観を描けてないのは脚本家、プロデューサー、監督、俳優、全てがズレちゃったから。池松くん、上手いんだけどやり過ぎて滑ってるし、気持ち悪い服着させられた菅田将暉も超微妙。て言うか、あの役ってあんなにフィーチャーするべきなんだっけ?比重おかしくない?菅田くんが上手いだけに大した役じゃないのにそこそこもっていっちゃうんだよね。でもこの映画の場合はその上手さがバランスを壊してると思う。

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で、実は一番素人かよ!と感じたのは導入部なんだよね。わざわざ外国(ロシア)に行って外人で始まってんだけど、全く効果的になってない。川栄李奈が暴れてるシーンから入ったらいいんじゃないの?あそこは悪くなかったのに…。ただ外国で撮っただけで派手な訳でもなく、全く関係のないシーンから入ると言う愚行。これで「ツカミ」を逃した。マジで三流の脚本。

続編作るなら制作スタッフ・キャストは総取っ替えしないとダメだろなー。カメラワークやVFXは頑張ってたけどさ。テンポは悪くないんだよ。ただ何もかも浅いだけで。佐藤監督、「図書館戦争」は悪くなかったのに…。ま、ダントツで一番酷いのは脚本だけどね。真野さん、反省して。
 
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