シン・ゴジラ

評価:★★★★★★★★☆☆(8点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"シン・ゴジラ"
(2016年/日本/119分)
公開:7月29日
総監督:庵野秀明/監督:樋口真嗣
出演:長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、大杉漣、野村萬斎

【あらすじ】東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが…。
 
シン・ゴジラ

完全にエヴァンゲリオンのテイスト(笑)!あれだけの有名俳優をよく揃えた。1シーンだけの人もたくさんいるし、高良健吾なんか完全にちょい役だし…。昨年の「進撃の巨人」の苦い経験からか日本のVFX超大作ってかなりバカにしてたんだけど、これは巷で言われてるようになかなか良かったね。

今の日本の切り取り方が巧みだった。そのおかげで妙に生々しくリアルなパニック大作になってる。ハリウッド映画のように人間側のヒーローを敢えて作らなかったのもgood。コミカルであり、シニカル、んでもって超政治色が強い。なのにイヤらしくない。この絶妙なさじ加減が見事だった。庵野監督凄い!

シン・ゴジラ

しかしゴジラの上陸目的は何だったんだっけ?エヴァみたいに目標物があってそこに先に辿り着かれたら人類は滅びる、みたいな分かり易い図式があってもよかった気はするけどなー。ま、「邦画もここまでやれる」てのを見せつけてくれただけでも十分に価値のある映画なのは間違いない。

特に前半、これでもかと圧倒的なテンポでどんどん進む展開は、あまりにもリアルな日本人の姿として笑いが隠せない。登場人物がどういう人物なんてどーでもいいのだ。「次のリーダーがすぐ決まるのが強み」とは何たる的確な皮肉か。個性のない日本人。それは良いとこでも悪いとこでもあるんだけど。必見の秀作。

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