遠い空の向こうに

評価:★★★★★★★★★☆(9点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"October Sky"
(1999年/アメリカ/108分)
公開:2000年2月26日
監督:ジョー・ジョンストン
出演:ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、ローラ・ダーン
 
【あらすじ】1957年10月5日。ウェスト・ヴァージニア州の炭鉱町コールウッド。米国民にショックを与えたこの夜、ソ連の人工衛星スプートニクを見た高校生ホーマー(ジェイク・ギレンホール)は自分でロケットを打ち上げようという夢を抱く。彼は悪友のロイ・リー(ウィリアム・スコット・リー)とオデル(チャド・リンドバーグ)、そして級友で数学の奇才だが嫌われ者のクエンティン(クリス・オーウェン)を仲間に引き入れて《ロケット・ボーイズ》を結成。だが、ロケットは何度改良を加えても失敗が続く。昔ながらの炭鉱夫で周囲の信頼も厚い炭鉱の責任者である父のジョン(クリス・クーパー)はホーマーの行動が理解できず、父子は激しく対立する。そんな彼らの味方は高校の物理教師のミス・ライリー(ローラ・ダーン)だけだった。彼女は彼らをロケット打ち上げに成功し、全米科学コンテストに出品して優勝すれば、ヴァージニア州立大学への奨学金が出ると励ました。最初は馬鹿にしていた町の人々もやがてロケットに興味を持つようになり、彼らに協力する人も出てきた。だが不運にも、落下したロケットが山火事を引き起こしたという疑いで警察が彼らを逮捕。その直後、ジョンも炭鉱で重傷を負ってしまう…。

 遠い空の向こうに

一言で言うなら、少年の成長物語。人工衛星に憧れ、父との衝突を経て少しずつ価値観が変化していく様が、抑制された演出も相まっていいバランスに仕上がっている。「グッド・ウィル・ハンティング」「スタンド・バイ・ミー」なんかもそうだけど、こういう青春ドラマに僕は弱いらしい…(笑)。


初めて見たのは大学生の頃だったかなー。この年齢(30代)になって見ると、父親のジョン目線でも見られるからまたちょっと違った印象。炭鉱が全盛の時代を生きて来た父と、徐々に廃れつつある時代を生きる息子。この時代の変化の中で生まれた親子の衝突が僕は一番好き。ロケットが飛ぶかどうかは実はアクセントでしか無く、この映画の本質はたぶん別にある。

ラストのロケットを見上げる親子の姿、本当に清々しい。展開はベタそのものなのに、やり方次第でこれだけの名作になるってことだね。決して知名度は高くないけど、どの世代でも感じるモノはあるはず…。

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