白鯨との闘い

評価:★★★★★★★☆☆☆(7点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"In The Heart Of The Sea"
(2015年/アメリカ/122分)
公開:1月16日
監督:ロン・ハワード
出演:クリス・ヘムズワース、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィー、ベン・ウィショー、トム・ホランド、ブレンダン・グリーソン
 
【あらすじ】19世紀、クジラから取れる鯨油は生活になくてはならない油であり、捕鯨は一大産業であった。1819年、捕鯨船エセックス号はアメリカのナンタケット港を出航し、太平洋を進んでいく。しかし沖合4800kmの海域で誰も目にしたことがないほど巨大な白いマッコウクジラと遭遇。一行は巨大クジラに立ち向かっていくものの、船を沈められてしまう。わずかな食料と飲料水をかき集め3 艘のボートに乗り込んだ船員たちは、どの辺りにいるのかもわからない太平洋のただ中で、度々クジラに襲われながら漂流していく…。

白鯨との闘い

邦題からして、「鯨退治に行く海の男たち」の話かと思ってたら全然違った。て言うか、また邦題は微妙にズレてるよ(特に後半)。「白鯨」を入れるのはマストだったのかな??だとしても、「白鯨の海へ」なんつー方がまだ良かったんじゃないかなー。闘いそのものは中盤で終わっちゃうし…。

ま、さすがのロン・ハワード、それなりに面白かったけど、老人の語りを導入にするなら主役はあの少年じゃなきゃダメだよね。物語は明らかにオーウェンがメインなので、そこでズレたのがやや残念。せめて少年目線のオーウェン像で見せていかないと散らかっちゃうし。多分キャスト的に弱かったからだと思うけど。

肝心の見せ場となる白鯨のVFXは言わずもがなの大迫力。あまりにもデカ過ぎる…(笑)。捕鯨って命がけだったんだなぁ…。
 
白鯨との闘い

でも実はロン・ハワードが本当に描きたかったのは極限状況での人間の生き様、つまりはこの映画の後半部分だったんだと思う。宣伝的にはそりゃ鯨推しになるのは当然だけど。何故老人は長らく口を閉ざしていたのか。それが分かった時、なかなか熱いモノがこみ上げて来たよ。「野火」や「生きてこそ」に連なる、上っ面の綺麗事じゃない「生物としての人間」を炙り出してる。

そんな訳で、2016年の洋画は「007」「ブリッジ・オブ・スパイ」に続き、3連続で7点と高位安定。見て損はしない映画。
 
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