杉原千畝

評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"杉原千畝 スギハラチウネ"
(2015年/日本/139分)
公開:12月5日
監督:チェリン・グラック
出演:唐沢寿明、小雪、ボリス・スジック、アグニェシュカ・グロホウスカ、小日向文世
 
【あらすじ】1934年。語学力と情報網を武器に外交官・杉原千畝(唐沢寿明)はソ連北満州鉄道譲渡の交渉を成立させる。その一方で仲間を失い、千畝自身彼を警戒するソ連から「ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されざる人物)」に指定され入国拒否されてしまう。千畝は在モスクワ大使館への赴任を希望していたものの叶わず、外務省よりリトアニア・カウナスにある日本領事館での勤務を命じられる。1939年、千畝は新たな相棒ペシュとリトアニアで諜報活動を開始。情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を分析、日本に発信していく。やがてナチスドイツがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が勃発。ナチスの迫害から逃れようと通過ビザを求めるユダヤ難民がカウナスの日本領事館へ大挙する。その数は日に日に増していき、彼らの置かれた状況を知る千畝は日本政府からの了承がないまま難民たちに通過ビザを発給するが…。

杉原千畝

うーむ…。評価が難しいけど、正直「微妙」と言わざるを得ない。テーマがブレとる。脚本が実話モノにありがちな「ただの出来事羅列」にしかなっておらず、カメラも顔のアップばかりで安っぽいテレビドラマみたい。「あ、ここお金無かったんだろなー」と感じる箇所も結構多かった(仕方ないけど「違和感」が隠せてない)。

唐沢寿明はすげー良かった(小雪はいつもどおり。つまり微妙!)だけに残念だ。メインが難民とのやりとりなのか、妻や子供との家族ドラマなのか、異国での同僚との国際交流なのか、何かに絞るべきだったけど全部適当につまんでるだけだからドラマとしてのカタルシスが足りない。一応それなりに退屈せずに見られるけど、印象が薄い。中身がややスカスカ。ただ、下手に盛り上げようとすると途端にチープになるのでバランス加減が難しいんだけどね。

とは言え、「黄金のアデーレ」を見た後だと特にこの映画って「こんな人がいました」「こんな事がありました」でしかなく、残念ながら映画としての完成度は高いとは言えない。

杉原千畝

海外ロケは結構やったのかなー。でもその割に映像に今ひとつ活かしきれてない感じ。もうちょっとシンプルにすれば面白くなったはずなのにねぇ…。脚本段階で粘るべきだった気がする。惜しい。

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