グラスホッパー

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"グラスホッパー"
(2015年/日本/119分)
公開:11月7日
監督:瀧本智行
出演:生田斗真、浅野忠信、山田涼介、麻生久美子、波瑠、菜々緒、村上淳、宇崎竜童、吉岡秀隆、石橋蓮司
 
【あらすじ】世界でも屈指の人が集中する過密都市、東京・渋谷。この街のスクランブル交差点で、ある事件が起こる…。恋人を失った中学校教師の鈴木(生田斗真)は、復讐のために仕事を辞め裏社会に身を投じる。組織に追われながらも真相を追ううちに、鈴木、人を絶望させる力を持つ自殺専門の殺し屋・鯨(浅野忠信)、そしてナイフ使いの若き殺し屋・蝉(山田涼介)という、出会うはずのなかった三人の運命が交錯する。

グラスホッパー

酷い茶番劇。コントかよ。いやぁ、もうホントいつまで続くんでしょうか、この手の邦画の悪いパターン。全てが安っぽい。リアリティ(=その世界が実際にありそうな感じ)が決定的に欠如してる。導入部の渋谷のスクランブル交差点のシーンは唯一良かった(どうやって撮ったんだろ?)けど、それ以降は惨憺たる出来栄え。

そもそも論で、この映画において蝉と鯨って必要だったのかね?ただ散漫になってるようにしか見えないんだけど。もっと鈴木に絞った方が良くね?鈴木と鯨・蝉は完全別エピソードだろ、これ。

とにかく、「雑な演出」も「チャチな前時代的な美術セット」も「無駄に大袈裟な演技」も全然上手くいってない。蝉の登場シーンのアクションもクソダサい。何のスピード感も無い。山田君は頑張ってはいると思うけど、結局はジャニーズの山田涼介でしかなく、想定内で物足りない。(そうは見えなかったけど)ぶっ飛んだ役なんだから、声や表情で狂気をもっと表に出さないと。チャンスだったのに勿体ない…。他にも、鈴木が組織に入るまでの葛藤なんかももうちょい描けばいいのに「どこを描いて、どこを削るべきか」のバランス加減が瀧本監督は下手くそだと思う。キャラが軒並み薄っぺらい。

グラスホッパー

根本的に寺原率いる組織が正直どのぐらいデカくてヤバいのかよく分からんから、イマイチ緊張感も無い。結果、鈴木がどれほど大きな悪に立ち向かってるのか分かりにくい。最近悪女役で評判の菜々緒も、組織の幹部としてはありえないぐらい無能だからコレも「大した組織じゃ無さそう感」を増長させてる。もうちょっと感情を抑えて芝居すればまだマシだったのにね。


いやぁ、面白く出来そうな要素は多々あったはずなのにスタッフもキャストも二流だとこうなるってことだよね。そしてこれにキャーキャー言ってる観客も二流。破綻はしてないんだけど、きちんとやってこの程度かって失望感がすげー強い。マジで日本エンタメの未来は正直暗いな…。

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