ボクは坊さん。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"ボクは坊さん。"
(2015年/日本/99分)
公開:10月24日
監督:真壁幸紀
出演:伊藤淳史、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形
 
【あらすじ】白方光円(伊藤淳史)は住職だった祖父が突然亡くなったのを受け、24歳にして書店員から四国八十八ヶ所霊場第57番札所・栄福寺の住職に転身。この寺で生まれ育ったものの、専用のグッズや個性豊かな僧侶との出会い、檀家の人々との関係など、初めてのことばかりだった。さらに地域の顔役を務め、葬儀や結婚式で様々な人の節目に立ち会い生死に向き合う中で、思い悩むことも多々ある日々。そして住職になったばかりの身に何ができるのか、光円は試行錯誤していく。

ボクは坊さん。

原作がエッセイだからか、見ててホッコリ出来る映画!個人的には結構好きなジャンルだったね。草野球はするし、居酒屋のマドンナは気になるし、会社の上司みたいな檀家さんはいるし、坊さんもそこらの若者と変わらないってお話。ただ、演出と脚本のバカ正直さがちょっと勿体無いかなぁ。エピソードの繋がりがイマイチ上手くいってないし、誰か来る→次の場面、て描写が多い。特に溝端淳平はそれが異様に多かったような…。


あと、山本美月はヒドかったね。彼女自身がどうと言うより、事務所やらスタッフやらのせいだと思うけど。四国の片田舎にあんな(メイクや服装も含めて)ザ・モデルって感じの人間が普通に歩いてるのがもう不自然極まりない(四国の人ゴメンナサイ)。地元で目立つ美人って設定でも無かったし。

なので、そもそもミスキャストなんだけど、せめてもうちょいダサい格好にするとか出来ることはあっただろうに、まんま「山本美月」で出演ってどういうことよ?演技云々以前の問題。病床でもバッチリメイクってマジありえん。普通髪ボサボサだったりするだろ。ちゃんと物語の世界で生きる人間になれないなら役者なんてやってんじゃねーよ。こんなことだから邦画(&エンタメ全般)はいつまで経っても学芸会レベルを出ないのだ。こういうのはマジ冷める。そして腹立つ。

ボクは坊さん。

その「美月ショック」も含めてだけど、後半がややドラマチックに持っていこうとし過ぎで鼻に付くのが残念だったかな。もうちょっとやりようはあったハズだけど、新人監督なら致し方ないか。タクシーで四国から高野山まで行くのもさすがに変な気が…。10万じゃ効かなくね?

正直なところ、この真壁監督のセンスは微妙。間の取り方とかはまあまあなものの、肝心の物語の紡ぎ方が下手くそな印象を受けた。主演の伊藤淳史はまぁいつもどおり、こういう役はホントにハマるね。読経シーンも含め、坊さんにしか見えなかった(笑)。

ボクは坊さん。

朝の爽やかな風景とか、田舎の人々の描写とか、日本人なら何となく心洗われる箇所はいくつもある。それだけに後半の明らかに「頭で作ったエピソード」が不要だった。惜しい。でも見て損はしないまったりムービー!ちょっぴりお遍路したくなったぜ。
 
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