バクマン。

評価:★★★★★★★★☆☆(8点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"バクマン。"
(2015年/日本/120分)
公開:10月3日
監督:大根仁
出演:佐藤健、神木隆之介、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時、染谷将太、官藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキー
 
【あらすじ】“俺たち2人で漫画家になって、ジャンプで一番目指そうぜ!”2人の高校生が抱いた壮大な夢。優れた絵の才能を持つ“サイコー”こと真城最高(佐藤健)と、巧みな物語を書く“シュージン”こと高木秋人(神木隆之介)。クラスメイトの亜豆美保(小松菜奈)への恋心をきっかけにコンビを組んだ2人は、人気漫画雑誌、週刊少年ジャンプの頂を目指す。編集者・服部(山田孝之)に見出され、次々に漫画を生み出してゆくた最高と秋人。だがその前に、ジャンプ編集部と新進気鋭のライバルたちが立ちはだかる。そして、突如現れ、遥か先を走り始めた若き天才漫画家・新妻エイジ(染谷将太)。果たして2人は、ジャンプの頂点に立つことができるのか!?

バクマン。

友情、努力、勝利!「モテキ」でキレッキレの演出を見せた大根監督節が今回も炸裂してた。すげー地味な青春物語を今風にカッコ良くしちゃう手腕は凄い。特に「音」の使い方が巧みだわ~。立体的に使ってて凄く効果的。サカナクションの主題歌もマッチしてたし。ちなみに原作未読ナリ。

不満はぶっちゃけそんなに無いんだけど、1つ挙げるならシュージンの背景がほとんど描かれなかったことかな。サイコー側が父親の件とか丁寧だっただけにW主役だったはずが余計に目立っちゃった感じ。テンポが良いのでそこまで気にならずに見られるけどね。そう、このテンポこそが大根監督の真骨頂。邦画の大半(80%以上…?)がタル〜く感じる中、もっと評価されていいと思う。珍しく代えの効かない監督の1人じゃないかな。他の人とは感性がちょっと違う気がする。

そんな訳で、昨今の悲惨な出来のモノが多い邦画の中では相当上位に来るクオリティだと思う。ただ、主演の佐藤健は決して下手じゃないんだけど、日本人俳優によくいる「表情が乏しい」タイプなので個人的にはあんまり好きじゃない…。今回は三枚目に徹してて悪くはなかったものの、それでも1つ1つの仕草・台詞がちょっと「カッコつけ」に見えてしまうんだよなー(「るろ剣」は微妙だった…)。窪田正孝、森山未來辺りと比べると相当な差があるかも。

バクマン。
 
全体としては、漫画をバックヤードにした、イイ意味でのベタベタ青春映画。やっぱり、何かに一生懸命になれるって素晴らしいね。「若さ」の特権だよなぁ…。心地良い感動を味わえる。若者にも僕みたいなイイ大人にも、特にジャンプ世代には是非見て欲しい1本。
 
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