岸辺の旅

評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"岸辺の旅"
(2015年/日本/128分)
公開:10月1日
監督:黒沢清
出演:深津絵里、浅野忠信、小松政夫、村岡希美、奥貫薫、蒼井優、柄本明
 
【あらすじ】3年前に夫・優介(浅野忠信)が失踪してしまってから喪失感を抱えていた瑞希(深津絵里)は、ようやくまたピアノ講師の仕事ができるようになった。そんな中、突如優介が帰宅し、自分は死んだと告げる。優介に誘われるまま旅に出た瑞希は、初老の新聞配達員、小さな食堂を営む夫婦、山深くにある農園に住む家族といった3年の間に優介がお世話になった人々を夫と一緒に訪ねていく。空白の時を巡るように優介と一緒に過ごしながら彼が感じたことを同じように感じるとともに、見たことのない優介の一面も知っていく瑞希。二人は改めて互いへの愛を感じていくが、告別のときが近づいていた。

岸辺の旅

予告では僕の好みっぽかったのに、ちっとも面白くなかった。丁寧に撮ってるのはすげーよく分かるんだけど、日本映画特有の「ヌルさ」が目立っちゃってる。もうちょっと抑揚つけた方が良くない?訪問先ごとに登場人物がコロコロ変わるんだけど、彼らとの出会いがホップ・ステップ・ジャンプのように広がっていかないんだよねー。原作もこんな感じなの?

幽霊の優介が登場する時とか、もっと煽っても良かったと思う。狙った演出なんだろうけど、シレっと始まるから何のカタルシスも無い。その後も全然盛り上がらないままだし、何のために旅するのかが意味不明。OPのピアノレッスンのシーンも全然効いてないしなぁ…。ラストの海辺もその前の官能シーンも全く盛り上がらない。「芸術映画」ぶってるけど全然ダメだと思う。

そもそも幽霊の設定が曖昧な気がする。何が出来て何が出来ないのか、とかのね。説明不足な面もあるけど、どちらかと言えば世界観が統一されてない感じかな。こっちの世界なのかアナザーワールドなのかの線引きが曖昧過ぎてついていけない。ぶっちゃけ眠くて仕方なかった。

岸辺の旅

深津絵里の演技は相変わらずさすがだったけど、浅野忠信は微妙だったね。ただの「何考えてるのか分からん男」にしか見えないし。まぁそんなに抜群に上手い訳でもないからなー。

結局は何もかも雰囲気だけで、浅い印象を脱することのない駄作。巷の評判はそこまで悪くもなさそうだけど、僕はダメだった。お金と時間を無駄にしちゃったかな…。

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