GONIN サーガ

評価:★★★★★★☆☆☆☆(6点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"GONIN サーガ"
(2015年/日本/129分)
公開:9月26日
監督:石井隆
出演:東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信、井上晴美、福島リラ、根津甚八、竹中直人
 
【あらすじ】5人の男たちが広域指定暴力団五誠会系大越組を襲ってから19年後、五誠会は初代会長・式根の孫にあたる誠司(安藤政信)が三代目となり、勢力を伸ばしていた。19年前の事件で命を落とした大越組若頭・久松の遺児・勇人(東出昌大)は建設作業員として働き堅気の道を行き、大越組組長の遺児・大輔(桐谷健太)は誠司の用心棒をしつつ、いつか組を再興させたいと願っていた。ある日、勇人の母・安恵のもとに富田と名乗るルポライター(柄本佑)がやってくる。19年前の事件を追う彼の出現により勇人らの運命が動きはじめ、誠司の愛人である元アイドル(土屋アンナ)を巻き込んだ新たな戦いが始まる…。

GONIN サーガ

全体的に古臭いし、見る人を選ぶ(特に女性ウケはしなさそう)映画ではあるけど、僕はなかなか好き。超豪華キャストだった前作には及ばないものの、それでも十分楽しめたね(19年ぶりの続編ってさすがに「今更感」は拭えなかったけど)。画面から伝わってくる雰囲気はたまらなく色気があって素敵。7点に限りなく近い6点かな。

佇まいは絵になるのに声で損してる東出昌大はハッキリ言って超下手くそ(向井理、山下智久、三浦春馬と並ぶ若手の主役クラスにおける「大根四天王!」by TAZA)なんだけど、雨で上手く誤魔化せてるのか、いつもほどは悪くないように見えるから不思議だわ~。不死身・竹中直人とビッチ・土屋アンナの存在感のせいか「主役」って印象はかなり薄かったけど…(笑)。

ストーリーはシンプルなものの、若干ややこしい所もあるので気を抜くとついていけなくなるかも。大輔が命を懸けて戦わざるを得ない理由とか、勇人の今の生活の様子や金が必要な理由とかがちょっと分かりにくいかな。描いてはいるんだけどね…。この辺は無理矢理続編の難しさか。富田の登場で運命が動き出す、って感じも今一つ物足りない。5人のチームワーク感の演出も微妙だったりと、アラもそれなりにある。

GONIN サーガ

でも至る所で石井監督の映像美学を感じるね。特に登場人物がほぼ全員死んでしまうラストシーンは圧巻。何のために死にに行ってるのかの動機がやや弱いので、説得力に欠ける面はあるものの、手に汗握る展開で緊張感はキープしてる。満身創痍で復帰した根津甚八の姿も見逃せない(ちょっと痛々しいけどね…)。

そしてエンドロールに流れるあの曲!あんまり何も考えず、このバイオレンス世界に浸るべし。ただ、観客の入りは厳しそう。シネコンなのに20人も入ってなかった…。
 
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