ロマンス

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆(4点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"ロマンス"
(2015年/日本/97分)
公開:8月29日
監督:タナダユキ
出演:大島優子、大倉孝二
 
【あらすじ】北條鉢子(大島優子)は、新宿-箱根間を往復する特急ロマンスカーのアテンダントとして働く26歳。仕事の成績は常にトップで、ミスを繰り返す後輩・久保美千代(野嵜好美)のフォローも欠かさないしっかり者。だが、恋人・直樹(窪田正孝)のお願いを断れずにお金を貸してしまう優柔不断な一面もある。そんなある日、鉢子の元に1通の手紙が届く。それは、もう何年も会っていない母親・頼子(西牟田恵)からのものだった。その手紙を制服のポケットにしまって業務に臨んでいた鉢子は、乗客の中年男(大倉孝二)がワゴンからお菓子を抜き取る現場を目撃。箱根湯本駅の事務所に連行するが、“お金を払う意志はあった”と主張した男は、何事もなく解放される。ロマンスカーに戻ることになった鉢子は、母からの手紙を破いてごみ箱へ。しかし、男がそれを拾って読んでしまう。怒る鉢子に向かって男は、“この手紙の主、もしかしたら死のうとしてないかな”と発言。“1人で箱根に行こうと思い立ちました”と書いてあったことから、箱根の街を探すことを提案する。背中を押された鉢子は、“映画プロデューサーの桜庭”と名乗るその男と共に、母を捜す旅に出るが…。

ロマンス

大島優子、ハスキー気味の声が弱点ではあるけど悪くないじゃん。センスある。ただ、この物語は邦画にありがちなご都合主義のオンパレードで成立してない。全体の雰囲気はいいんだけどね…。誤魔化しきれない破綻ぶり。

いくら何でも、素性も何も分からない怪し過ぎるオッサンと一緒に、確証もないまま母親探しに出掛けるのは無理がある。ラブホテルのくだりもそう。先にやりたいシーンがあって、そこに辿り着くように無理矢理もっていってる感が拭えず、違和感アリアリ。まぁ多分小田急ロマンスカー全面協力&箱根ご当地映画だから、ある程度の「大人の事情」はあったんだろうけど。

ロマンス

一番ダメなのは、結局何の話かよく分からんのよね。鉢子にとっては「母からの卒業」ってこと?でもなー、それも何がどこまでなんでトラウマなのか、分かるようで分からん。桜庭の方がまだ分かるかな?それもちょっとフワッとしてるけど…。

いずれにせよ、もうちょい2人の間にラブとか友情の要素がないと、ロードムービーとして盛り上がっていかない。(一応あるにはあるけど中途半端!)。まさかのチョイ役で冒頭だけ出てた窪田正孝も、後半は鉢子の中で一切存在してないかのように忘れられてるし…。タナダ監督ならではの丁寧な演出もあるものの、至る所で散見されるツメの甘さが残念な1作。

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