進撃の巨人

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"進撃の巨人 ATTACK ON TITAN"
(2015年/日本/98分)
公開:8月1日
監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、ピエール瀧、石原さとみ、國村隼

【あらすじ】突如出現した巨人たちに人類の大半が捕食され、文明は崩壊。生き残った者たちは巨人たちに侵攻されないよう巨大な壁を三重に築き、その内側で暮らしはじめた。それから100年以上経ち惨劇の記憶が薄れていく中、壁の外の世界に憧れるエレン(三浦春馬)は安穏と暮らす人々に苛立ちを募らせていた。しかしある日突然想定外の超大型巨人により壁が崩され、侵攻してきた巨人たちに人々は次々に食べられていく。2年後、人類はより内部への撤退を余儀なくされていた。対巨人兵器、立体機動装置によって武装した調査団が結成され、エレンらは外壁を修復する決死の作戦に赴く。その途中、巨人の襲撃にあい、仲間のアルミン(本郷奏多)をかばったエレンは飲み込まれてしまうが…。


進撃の巨人

すっげー客の数だった!そしてメチャクチャ若い人が多い!実は原作マンガは読んだことないので、新鮮だったね。人気あるんだなぁ。原作読んでみよかな…。

VFXはなかなかに素晴らしい出来だったよ。結構叩かれてるみたいだけど、まぁ原作モノはヒステリックなアンチがいるのも恒例行事なので仕方ない。でもこれまでの邦画と比べたら相当頑張ってたんじゃないかなー。


問題はね、脚本と演出、そして俳優陣の演技なのですよ。登場人物が揃いも揃ってバカ過ぎて、壊滅的と言ってもいいレベル。よくこんなんでOKになったよなー。

「巨人は声に反応する」と言う設定(しかも石原さとみの「叫ぶぐらいなら舌を噛め!」って決め台詞までありながら)なのに、何で移動に車を使ったり、ペチャクチャ喋ったり、ピアノ弾いたり、元カノ奪われたぐらいで叫んだり、音立てまくってんだろう。彼らの知能は幼稚園児並みなの?死にたいの?セリフと演出があまりにも酷いよ。脚本の渡辺さんと樋口監督、ちゃんと考えてコレなの?せっかくVFX頑張ってるのにさー、ぶち壊しもイイところ。特撮はイイんだけど、肝心のドラマが一切撮れてないってのはどーゆーことよ。

敵(巨人)が間近にいるのによそ見して喋り出すとか、突然「父親になって」とセックス誘ってくるとか、何もかもがダダ滑りの失笑モノ。どーしても色恋沙汰を入れたいなら、例えばもっと絶望で男に頼るしかなくて…てのを積み重ねていかないとただのキチガイにしか見えない。キチガイとしては描いてないのに。フィクションだからこそ細かいリアリティが大事なんだけど、微塵も感じさせないこの酷さはプロとしてどうなのよ。

進撃の巨人

キャラクターの造形も薄っぺらい。

ミカサとハンジだけは違和感そんなに無かったものの、他はもう目も当てられない。三浦春馬は「永遠の0」でもそうだったけど、等身大の若者像をやるとダメだね。どの演技も大味で下手くそ。他のキャラも、どいつもこいつも現実感が無さ過ぎて見ていられない。と言うか、よーく画面を凝視してないとどのキャラなのか判別できない。一言で言えば「壮大な学芸会」なのだ。コミカルホラーだよね、この映画。

調査兵団もあまりにも緊張感が無さ過ぎて、無能極まりないボンクラ集団なだけ。そもそも爆薬仕掛けるだけの作戦にあんなに人数って必要なのかね?明らかに戦力にならなさそうな奴もいるし。どういう編成なのさ。人類の未来を懸けた大作戦なら、普通はそういうのって出発前に厳密にセレクションするんじゃないの?足引っ張る奴がいないかとか、立体機動装置は誰が使いこなせるのかとか、非常時の役割分担決めておくとかさー。この程度のこと、脚本作る時に何で疑問に思わないんだろうか。

何より致命的なのは、結局「命の危機が間近にある世界」で生きている人間たちには見えないんだよね、誰も。世界観が破綻してる。これがこの映画の最大の欠点。不自然さと違和感だらけ。だから入り込めない、共感出来ない。主人公のエレンが食われても、ただの気持ち悪さの衝撃だけで全く感情が盛り上がらない。VFXのおかげでそれなりに見られるだけで、他は何もかも二流レベル。VFXが無ければ1〜2点待ったなしだわー。

進撃の巨人

しかし日本にはイイ俳優がいないなぁ。あの程度の演技で雑誌とかで偉そうな能書きたれて一流ぶるのはホントやめて欲しい。事務所も実力に見合った仕事させてあげなよ。本人のピエロっぷりが痛々しく見えるレベルだよ。

例えばだけど、窪田正孝辺りがやればもうちょい見られたかな??でもこのホンじゃ誰がやってもダメか。後編どうしよかな…。

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