この国の空

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3点)
<8点以上→オススメ/7〜6点→まあまあ/5点→普通/3~4点→微妙/2点以下→ハズレ>

"この国の空"
(2015年/日本/130分)
公開:8月8日
監督:荒井晴彦
出演:二階堂ふみ、長谷川博己、工藤夕貴、富田靖子

【あらすじ】1945年、戦争末期の東京・杉並区。度々空襲の脅威にさらされまともな食べ物も手に入らない中、19歳の里子(二階堂ふみ)は母(工藤夕貴)や叔母とともに健気に暮らしていた。隣りに住む市毛(長谷川博己)が弾くヴァイオリンの音色が聞こえてくるとき、里子は心なごませることができた。市毛は徴兵検査の結果丙種となり赤紙を免れ、妻子を疎開させ一人東京に残っていた。戦況は日を追うごとに悪化。終戦は間近だという噂もあるが、到底結婚など望めそうもなくこのまま戦争で死んでいくのかもしれないという不安を抱える里子。一人で暮らす市毛の身辺の世話をしていくうちに、いつしか里子の中の女が目覚めていく―。


この国の空

うーん、良くも悪くも日本映画っぽいかな。間が無駄に長くてダルい。テンポがゆったり過ぎて、戦争中の緊張感みたいなモノが今一つ表現されてなかったのが残念。90分ぐらいに出来なかったのかね、コレ。

大半がセットの中と言う、極めて狭い世界で描かれているのでその辺の「こぢんまり感」も惜しい。NHKの朝ドラじゃないんだからさ。お金無かったんだろうけど。母や伯母と市毛との関係がほぼ描かれないのも妙。お隣さんなのにさ。まぁその辺を一例として、全編通して「作られた感」が蔓延してる感じ。入り込めないんだよね。

二階堂ふみは頑張っているけど、如何せんルックスがどー見ても現代人なのでキツい。例えば、蓮沸美沙子辺りがやるともーちょいマシになったんじゃないかなぁ。でもちょっと歳いき過ぎ?二階堂ふみは演技もなかなか上手いし、決して悪くはない。悪くはないのだけど…何だかピンと来ない。

この国の空

演出もちょっとクドいね。丁寧ではあるんだけど、上のあらすじにもあるような肝心の部分がやや微妙。こういう映画はもっとヒロインが魅力的に見えないと2時間耐えられないんだよなぁ。

もうちょっと「恋に恋している」みたいな描写がないと、もやもやしてハッキリしないまま淡々と進むだけ。まぁそんなに大した話じゃないんだから、せめて前半はもっとテンポ良く進めて欲しかった気がする。「大人の見る映画」としてはキレイだし、アリなんだけどね…。そんな訳で、一言で言えば「退屈」な映画。残念ながら印象も薄いかなー。

にしても、ラストのあのテロップは…ダサい。心情を文字で説明するなんて映像作家として最もタブーなことだと思うんだけど。センスを疑うぜぃ…。

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